2:6:2の法則Ⅰ
税理士の世界に入って約20年、中小企業経営、特に地方におけるそれは昔に比べて格段に厳しくなってきている。
以前と同じことをやっていては確実に食えなくなってきているのだ。
つまり、これまでのやり方や考え方を大幅にチェンジしていかなければ事業の明日はない。
新しいことへのチャレンジが事業を継続していくための経営者の必須条件となっているのだ。
そんな中、多くの経営者に接してきて次のようなことを感じている。
それは、経営者にも「2:6:2の法則」が働いているのではないかということである。
組織には必ず「2:6:2の法則」が働くと言われている。
黙っていても能動的に動く人間が2。
命令され或いは指示されれば動く人間が6。
自らほとんど動こうとしない人間が2。
と、言われているのである。
経営者はそれぞれが一国一城の主なので、もちろん組織と同様という訳にはいかない。
しかし、経営者を分類しても同じようなことが言えるのではないか、と思ったのである。
そういう視点で見ていると、社長には次のような3つのタイプがある。
つづく