2:6:2の法則Ⅲ

最後は、新しいことへのチャレンジの必要性を認識し、自らの事業についてなにかしら創意工夫しトライアルを繰り返す経営者である。

このタイプの経営者はこれまでのやり方が通用しないことに対して覚悟ができている。

 

先代からの教え、これまでのやり方に対する未練、未知への恐れ、リスクに対する責任感等々様々な壁があるにもかかわらず、次の一手を打っていく。

そうしなければ生き残れないことを自覚しているからである。

 

極めて正確という訳ではないが、上記のような経営者がそれぞれ2:6:2くらいの割合で存在しているような気がする。

 

とはいえ、こんな風に分析だけをしたところで意味がない。

我々会計人は実務家であって評論家という訳ではない。

分析だけで終わっていたら「だから何?」の世界であろう。

 

さてそこで、私としてはトップの2割と接触する機会があったら、専門性を活かして、できるだけ彼らの試みがうまくいくように支援する。

 

いくらやる気があっても、未知へのチャレンジにはリスクが付きものだからである。

そのリスクをできるだけ回避できるようにサポートをするのである。

 

 

つづく