ソフトの対価、本当の意味 ― 税務、会計、マーケティングは私の専門分野 ―Ⅴ(おしまい)
この悪循環を断ち切るには、まず無理をしてでもショートカットを実行(必要なソフトに金を払って手に入れる)することである。
繰り返しになるがこれには2重のメリットがある。
新しいノウハウが手に入るということと、それに要する時間が節約できる、ということである。
こうやってショートカットで手に入れたノウハウは現在の事業と馴染むまでには少し時間を要するが、やがてその生産性や利便性は、それまでの本業にとってもなくてはならないものになるはずである。
また、事業に必要と思われていたノウハウをショートカットで手に入れたわけだから時間的な余裕も確保できていくはずだ。
こうやって頑張って作り出し、最初はどう使っていいのかわからなかった時間も、なんだかんだとトライアルしているうちに少しずつその有効な使い方が見えてくる。
そうなればまた新しいアイディアや切り口も見えてくるというものである。
経営者は、少々無理をしてでも自分の事業に必要なソフトを手に入れなければならない。
そうやって新規のノウハウを獲得し、貴重な時間をショートカットしていかなければ事業の明日はないのである。
おしまい