世の中、インプット一辺倒という人の方がはるかに多い―インプットとアウトプットのタイムラグ及び効果の違いについて―Ⅰ

経営者にとって、日頃いろいろな形でインプットを怠らない、というのは欠かせない習慣といえましょう。

例えば私の場合、会計事務所のトップとして、猫の目のように変わる税法や会計のルールなどからは目が離せません。

さらに最近では、労基法などコンプライアンスの改定、ITやコンピュータソフトの進展度などにも常にアンテナを鋭敏にしておく必要があります。

 

また、コンサルタントとしても経営者意識の変革やマーケットの変化について、常に情報は上書きされますので、常にインプットは欠かせません。

最近ではDX(デジタルトランスフォーメーション)などという言葉まで登場して、さらに難しい世の中になりつつあります。

 

ところで、私はこれまでインプットとアウトプットはペアで考えるべきで、どちらか一方では不十分である、と繰り返し述べてきました。

この両者は一対で行なうことで大きな力を発揮するのです。

 

尤も、インプットはしないけれどアウトプットだけはしっかりやる、という人はまずいません。

したがって、世の中、インプット一辺倒という人の方がはるかに多いことは確かです。

 

経営者にとってインプットが大切である、というのは間違いのないところです。

これを怠るということは、冒頭に書いた私にとって必要なインプットをしないようなもので、たちまち経営に支障をきたしてしまうでしょう。

 

インプットを怠れば、下手をするとコンプライアンス違反や打ち手の誤りによる顧客の離反といったことが起こります。

そうなれば、たちまち経営に行き詰まることもあり得るのです。

 

逆に、インプットをマメに実行し、常に的確な手を打ち続けることができていれば、それは経営にリアルタイムでフィードバックされるために、事業運営が軌道を大きく外すことはありません。

つまりインプットの効果というのは、比較的タイムラグが短く、直接的といえます。

 

             情報収集手段の数々

つづく