コンシェルジュに見るプロの仕事の共通項Ⅰ
NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組は好きでよく見ている。
先日「凄腕のホテルコンシェルジュ」というタイトルが朝新聞のテレビ欄を見ていて、パッと目に入ってきた。
普段見ている中でも、これは特に気になったので、この回は録画の予約までしたのである。
ホテルのコンシェルジュという仕事は昔から気にかかっていた。
あらゆる事態に臨機応変に対応するというその仕事内容は、私にとってかなりカッコよく魅力的に思えたからである。
とはいえ、いつも使っているホテルなどで「この人が、きっとこのホテルのコンシェルジュだろうな。」と確信できる担当者をあまり見たことがない。
私の勝手なイメージであるが、コンシェルジュは、その佇まい見た目の風情というものがコンシェルジュ然としていなければならない。
その判断基準でいけば、普段私が使っているホテルにはコンシェルジュらしいコンシェルジュはいないようである。
地元のホテルなので、それほどややこしいことを聞く機会などそんなにある訳ではない。
一応コンシェルジュデスクのようなものは、フロントの脇にしつらえられてはいるが、そこにいる担当者は、どちらかといえば、せいぜい「案内係」といった印象なのだ。
つづく