ふるさと納税について
様々な特典によりテレビや雑誌でも注目度の高い「ふるさと納税制度」が、平成27年度税制改正によって、より利用しやすくなりましたのでご紹介致します。
ふるさと納税とは?
ふるさと納税とは、ふるさとに貢献したい・応援したいという気持ちを持った方が寄付金を納めることでその合計金額(1月~12月まで)から2000円を差し引いた金額が一定限度額まで、原則として所得税・個人住民税から全額が控除される制度となっています。また、「ふるさと」とは好きな地域で構わないため、どこに寄附するかは皆さん次第となっております。
改善点①
所得税・個人住民税から控除できる金額の上限が1割から2割に引き上げられました。
ただし、住民税は前年課税のため、適応は28年度分以後に適応されます。
寄付者 本人の 給与収入 |
夫婦又は共働きで子1人 (高校生) |
夫婦+子1人 (高校生) |
夫婦+子2人 (高校生と大学生) |
|||
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改正前 |
改正後 |
改正前 |
改正後 |
改正前 |
改正後 |
|
500万円 |
30,000円 |
60,000円 |
24,000円 |
48,000円 |
17,000円 |
34,000円 |
600万円 |
39,000円 |
78,000円 |
35,000円 |
70,000円 |
27,000円 |
54,000円 |
700万円 |
55,000円 |
110,000円 |
44,000円 |
88,000円 |
38,000円 |
76,000円 |
※こちらはあくまでも目安のため、正確な計算はお住まいの市町村にご確認ください。
改善点②
これまで確定申告が不要な給与所得者であっても、ふるさと納税による控除を受けるためには所得税の確定申告が必要でしたが、平成27年4月1日以降のふるさと納税から寄付先の地方自治体に寄附の控除申請を要請することで、原則として確定申告が不要になります。
※ここに注意!!
Ⅰ.平成27年1月1日から同年3月31日までにふるさと納税をした場合
Ⅱ.5カ所超の地方自治体にふるさと納税をした場合
以上に関してはこれまで通り確定申告が必要です。
ふるさと納税といえばやはり特典が魅力!!
自治体によりその特典は様々。特産品や記念品・宿泊券や施設の優待券などが貰える地域もあります。
どのような特典があるのか、ここでは一部を紹介していきます。
自治体 |
金額 |
特典 |
志布志市 |
2,000円~ |
・市報しぶし・かごしま応援者証・鹿児島県特産品協会夏冬特選ギフトカタログ |
大崎町 |
10,000円~ |
・ポイントに応じた商品カタログより選択(焼酎・鹿児島黒豚など) |
宮崎県都城市 |
10,000円~ |
・焼酎・梅肉ポーク厚切りセット・高千穂牧場スイーツ詰め合わせなど |
宮崎県綾町 |
10,000円~ |
・宮崎牛ステーキ・マンゴー・日向夏など |
その他の使い道
広島では、「犬の刹処分ゼロ」を目指す取り組みが行われています。町内に保護用の犬舎などの施設を作り、新しい飼い主を探す譲渡センターを開設。保護した犬を災害救助犬やセラピー犬に育てる取組もしています。
※最後に
ふるさと納税とは自分で決めた地域の為に寄附をし、さらにどのようなことに使ってほしいか決める事の出来る税金となっています。自分の大切なお金をどのようなことに使わるのか知っておく事が出来るのもふるさと納税の魅力ではないでしょうか。