机がデカいと良いことと悪いことが表裏一体―眺書三昧・・本に囲まれて暮らしている―Ⅰ
私は、三方向を本に囲まれて暮らしている。
といってもそれは書斎にいるときだけのことだが。
書斎の目の前は窓である。
だから、ここには本は置いていない。
左の壁はほぼ全面が本棚である。
右は壁沿いにこれから読もうと思う本が並べてある。
後方の壁には、これまたほぼ全面に本棚を作りつけ、古い雑誌などが並べてあるのだ。
書斎のデスクについて
家を建てるとき、その目の前の窓に向かって、がっちりとした作り付けのデスクを設置した。
しかも、L字型の表面積広大な机にしたのである。
机の幅は書斎部屋の幅いっぱいだから2メートルくらいあるだろうか。
奥行きは、やはりたっぷりと欲しかったので80cmにした。
普通のビジネスデスクは70cmだからここも大きい。
ただし、奥行き80cmあると、目の前の窓までが遠い。
書斎の窓は、開け閉めのときかなりの力を要する重い作りなので、この距離は結構辛いものがあるのだ。
「うんしょ!」と力を入れなければ開けることができないのだが、大きく前かがみになるために、そのとき力を入れにくいのである。
また、机の右側は一体のL字型になっていて、幅40cm、長さ150cmくらいのカウンターのようなそでが伸びている。
なんでこのカウンターを設置したのか、そのときの考えていたことが思い出せない。
こんなデスクは他でも見たことがないので、完全なオリジナルである。
しかもこれが、壁にがっちりとフィックスされているために動かしようがない。
私は一生、このフィックスされたデスク空間と付き合っていくのである。
2m×0,8mプラス0,4m×1,5mの面積だから、かなり広大な机上空間なのだ。
こんな風に机がデカいと、良いことと悪いことの両方がある。
まず、良いことは、とにかく広いのでいろんなものが置ける。
本はもちろんのこと、ノート類、PC、電気スタンド、ペン立て、眼鏡、時計、あとゴチャゴチャ・・・・
手あたり次第モノが置けるので便利なことこの上ない。
悪いこと、即ち欠点はモノがやたらと置けることである。
とりあえず、何でも置けるくらい広いので、何でも置いてしまう。
そうすると、机上が雑然となり、モノの整理がつかなくなるのだ。
つまり、机がデカいということは、良いことと悪いことが表裏一体なのである。
別に後悔はしていないが、机がデカすぎるというのはある意味考えものではあるのだ。
Ⅼ字型の作り付けでございます。
つづく