ええい、ままよ!透けたらゴメンm(__)mーアイランドコットン(海島綿)との新たな出会い―Ⅳ(おしまい)

新宿の伊勢丹メンズ館で偶然出会った、コットンの王様シーアイランドコットンのポロシャツ。

「白」が欲しかったのであるが、「白」は透けるので、大いに迷うことになった私。

 

私についてくれたやや年配の女性店員は

「年配の方はあまり気にしませんが、若い男性は、気になるようで「白」は避けます。」

と、こちらが判断に迷うようなことを言う。

これだけでも微妙なのだが、彼女はさらに私を迷わせるようなことを言ったのだ。

 

「男性の着るものの透け感は、私の年代くらいの女性だとそんなに気にもしないのですが、若い世代の女性はまた違うようです。」・・・・

その女性店員は、おそらく40代後半から50代くらいである。

 

それを聞いて、私は

『え、どっちなんだよ。若い女の子はスゲェー気にするのか、それともそれほどでもないのか・・・それって、結構大事なんですけど。私たちおじさんにとっては・・・・』

と、心の中で思う。

 

すると、その年配の女性店員の隣りにたまたま若い女性店員がいたので、直接聞いてみた。

「ねえねえ、おじさんの透け感て、すごく気になるの?」

彼女は

「(ウーン、とおそらく心の中で迷って)そうですねえ、そんなに気にしなければ気にならないかも・・・」

と、極めてあいまいな返事である。

 

こんな、下手をすればセクハラともとられかねない私の質問に、彼女も答えにくかったのであろう。

まあ、総じて男性も女性も、若い世代は「透ける」のがイヤなんだろう、ということはわかった。

 

「どうしようかな。」と迷ったが、欲しいのは「白」なので結局「白」を買うことにした。

「もし、着てみてやっぱり気になるようでしたら、他の色にお取替えもいたしますので・・・」

と、年配の方の女性店員は気にかけてくれていたが、

「ええい、ままよ!」

と買ってしまったのである。

 

で、着心地がいいので、クソ暑いこの夏、大いに愛用している。

実は後日談として、とにかくこの素材が気に入った私は濃いブルーのTシャツとポロシャツと同色の白Tシャツまで買ってしまった。

 

はたして私が着る「白」系統の「透け感」が世の中に迷惑をかけているのかいなのかわからないけれど、快適な素材のこいつらで、いつにないこの猛暑を乗り切ろうと思っているのである。

    白のTシャツも買ってしまいました。ポロシャツと重ねて着れば透けないかも、と思って…

おしまい