企業活動に極めて有効なシナジー効果を生む―世の中の流れは「広告宣伝」から「情報発信(アウトプット)」へ―Ⅳ(おしまい)

企業活動を推進する上で必要な広告宣伝活動。

ただし、それは費用や伝達力、主導性といった点で、企業側の思惑通りにはいかないこともまた事実です。

 

これに代わる、或いは補完するのが「情報発信(アウトプット)」ということになります。

これにきちんと向き合うことによって、「広告宣伝」では難しかった対外的なアピール活動が可能になるのです。

それぞれの特徴を見てきましたが、他にどのような違いがあるのでしょうか。

 

これは、少し細かい特徴になりますが、考えられるものに「持続性」ということがあります。

「広告宣伝」の場合、その影響はどうしても「薄く短い」ものになります。

 

「広告宣伝」の場合、見た瞬間、それほど深く捉えることもなく薄い認識であることが多く、かつそのために短い時間で忘れられてしまいます。

こういう理由もあって、売上を維持するためには、繰り返し繰り返しCMを打ち続ける必要があるのです。

 

これに対して、「情報発信(アウトプット)」から得た知識や情報は、比較的深く浸透し、それ故に長く記憶に留まります。

直接購買に繋がるモチベーションとしては、インパクトはやや弱いかも知れませんが、その影響力の持続性は「広告宣伝」に勝ります。

 

「持続性」には瞬間的なインパクトと、浸透性の深さにおいてこういった違いがあるのです。

これは、お互いの長所や欠点というよりも、特徴ですので、うまくかみ合わせて使って行く必要性があるのです。

 

まだまだ、両者の違いをあげていけばいろいろと考えられます。

この両者は、これらの特長や欠点をお互い補完し合って、企業活動に貢献していかなければなりません。

 

いずれにしても「情報発信(アウトプット)」というのは、ネットという技術的条件が整備されて可能になった新しい手法です。

これを旧来の「広告宣伝」と組み合わせていくことは、企業のアピール活動としては極めて有効なシナジー効果を生むことでしょう。

両者の違いをよく認識して、どちらにも強い経営者になっていただきたいと思います。

 

              明るい未来を予測させます。

おしまい

 

今日の川柳コーナー

◆ワクチンは 待ちどおしいのか 恐いのか

自分でもわからなくなります。

同級生(68歳か69歳)にも、「打つ派」と「打たない派」がおりまして・・・・