大いなる矛盾の上に成り立っているのが経営者―営業、売り込み、CMが敬遠される時代の事業戦略―Ⅰ

私は、会計事務所の所長であるとともにコンサルティング会社の代表でもあります。

つまり経営者という立場なのですが、そうするとほとんど毎日いろいろなDMが送られてきます。

また、営業の電話もしょっちゅうです。

 

経営者の皆様であれば、私とおそらく似たようなものでしょう。

それらのDMの大半は未開封のままゴミ箱行き、営業電話は煩わしいだけなので、受信した受付の社員にそのまま断らせるといった方が多いと思います。

 

世の中、営業活動やCMで溢れかえっています。

売り込まれる方の立場である私たち消費者としてはかなり食傷気味で、多くの人が「もういいよ。」と思っているのではないでしょうか。

 

ところが一方で、私たちは事業者でもあります。

このブログを読まれている大半の方は経営者でしょうから、自社の商品なりサービスなりを売り込む方の立場でもあるわけです。

 

つまり、経営者というのは、売り込むことを宿命付けられた立場でありながら、人一倍いろいろと売り込まれ、それを煩わしいと感じる立場でもあるわけです。

逆の言い方をすれば、売り込まれることの煩わしさを一般の人より多く感じながら、売り込むことを誰よりも考えなければならない、という大いなる矛盾の上に成り立っているのが経営者という存在なのです。

 

さて、売り込まれることの煩わしさを人一倍味わっているからといって、自社の事業について売り込むことをやめるわけにはいきません。

事業を継続していく上で営業活動は必須なのです。

また広告宣伝活動(CM)も、企業にとっては必須事項です。

 

昔に比べて、その手法やテクニックはかなり高度で複雑になってきています。

そういった手法なども研究しながら、自社や自社の商品をどうやって売り込んでいくのか、考えなければならないのが辛いところでもあります。

 

事業者にとってこれら(営業やCM)に代わる、何か新しい手法なり考え方というものはないのでしょうか。

消費者に、敬遠されることなく、快く受け入れられる方法論というものはないのでしょうか・・・・

 

                    社長は辛いよ。

つづく