価格交渉にも慣れなくては・・・―メルカリ始めてみたら・・・ネット社会のいい勉強になります―Ⅷ

思っていたよりも早めにさばけてしまったペンドルトンのウールシャツ。

虫食いの穴があったにもかかわらず売れてしまったことに、驚きが隠せなかったと同時に、これは2匹目3匹目のどじょうも狙えそうだぞ、とやや欲も出てきました。

 

ところが、第2弾として出品したウールリッチのシャツにはなかなか買い手がつきません。

多少の「いいね」はつくものの問い合わせも来ない状況がしばらく続きました。

 

ウールリッチは、ペンドルトンに比べて虫食いの穴もなく、状態はいい方だったので、初めの価格は変えずに様子を見ていましたが一向に反応はありません。

そうこうしていたらメルカリの方から「値段を下げてみたらどうですか。」というお知らせが入りました。

 

出品した商品にあんまり反応がないようだと、こうやって自動的に信号が送られてくる仕組みになっているようです。

おそらく、こういった仕組みはAIとかで、オートマチックに行なわれるようにできているのではないでしょうか。

 

メールには「ワンクリックで500円下げる操作ができます。」と書かれています。

まあこっちは初心者だし、言われたとおりにするか、とクリックするとすぐ値下げ後の価格が表示されました。

私のような、チンプンカンプンの人間にはこうやって「取り引き」が動くように仕向けているのかも知れません。

 

そうするとしばらくして、

「もっと下げて○○円ぽっきりにしませんか?」

というメールが入りました。

私は

「もうすでに1回下げているので○○円だったらいいけど・・・どうです。これくらいでいかがですか?」

と中間を取るくらいの値段を提示しました。

すると

「ちょっと考えさせてください。」

と返事がきたっきり、その後は何の反応もありませんでした。

 

私は

「なるほど、ダメもとで、一応、言うだけは言ってみる。こんな交渉の仕方もあるのか・・・」

と、勉強になりました。

ネットの世界では、生身の相手が目の前にいるわけではないので、こういうジャブの打ち合いのような、やりとりには慣れて、タフにならなければならないようです。

 

 

つづく