捨てるときの後ろめたさも払拭される―メルカリ始めてみたら・・・ネット社会のいい勉強になります―Ⅶ
メルカリの操作方法をようやく理解した私は、以前から「捨てるか、あげるか、売るかしかないな・・」と、私を悩ませていたところの永年保管していた衣類を売却することに成功しました。
1枚目のウールシャツが売れ、先方が受け取って、「良かった」か「残念だった」のどちらかの意思表示をメルカリにすれば、メルカリからその結果を売却元の私に知らせてくるのです。
それを受け取ったら、先方に「ありがとうございました。」のメールを入れてすべてが終了します。
幸い1件目の買い取り人の方は「良かった」の評価をくれました。
私から丁寧なお礼のメールを送って、ようやく初めてのメルカリ売買は成立の運びとなりました。
今回少し驚いたのは、出品した3枚のペンドルトンのバージンウールシャツのうち2枚は、虫食いの穴があいていたにもかかわらず割とすぐに売れたことです。
軽い値段交渉はありましたが、大して粘られることもなく、すんなりと売れました。
虫食いの穴があったにもかかわらず売れたペンドルトンのシャツ
購入者は、そういったマイナス部分よりも、どこかほかの良いところに目をつけて評価しているのかも知れません。
メルカリを通じて、もののやり取りをする人たちの間では、なにか暗黙の了解のような世界があるのかも知れないな、と思いました。
さて、長年保持してきたペンドルトンのウールシャツはそうやって私のもとから去ってゆきました。
この3枚は大した値段もつけていなかったので、メルカリへの手数料と送料を引かれるとそれほどの金額にはなりませんでした。
しかし、これらはもともと、いずれ捨てるしかないかもな、と思っていたものでした。
それを、喜んで受け取る相手がいるというのは、捨てるときの後ろめたさも払拭されて、なかなか気分のいいものではあります。
こうやって、コツをつかむと少し欲が出てきます。
今度はウールリッチというアウトドアブランドの、やはりウールシャツを出品することにしました。
これはペンドルトンのウールシャツよりも厚みがあって、ナイロンが混紡されているために、価格も少し安かったと思います。
しかし状態がよく、虫食いもなかったので、ペンドルトンと同じ価格で出してみました。
ウールリッチのウールシャツ
つづく