まずは家づくり―メルカリ始めてみたら・・・ネット社会のいい勉強になります―Ⅰ
25年前、東京を引き上げて家族で鹿児島に帰ってきたとき、まず困ったのは「住むところ」でした。
当時から、「田舎は空き家が多いだろう。 」と予想していました。
古い物件であったとしても、どこか1軒家を借りて、マイホームを建てるまでしばらく暮らすことになるのではないか、と考えていたのです。
ところが、田舎の住宅事情は思っていたよりも杜撰で、空き家はあることはあるのですが、きちんとした不動産管理などほとんど成されていなかったのです。
不動産屋に聞いても、ロクな物件はありませんでした。
今振り返れば無理もない話で、年老いた両親がいなくなった一軒家をちゃんと管理して借家として成り立たせるためには、それ相応のメンテナンスを行ない、維持するためになんらかの関わり合いを持たなくてはなりません。
離れて暮らす息子や娘がそんな面倒なことをするわけもなく、そういった空き家は多くあるものの、不動産市場には出回っていませんでした。
かといって、田舎は都会のように集合住宅である賃貸マンションのニーズはそれほど高くないために、これも物件は少なかったのです。
なんとか、3DKのマンションを見つけ住み始めましたが、5人家族には手狭で、使い勝手もいまいちだったために、予定より早くマイホーム建設に取り掛かることにしました。
大特急で設計から建築まで集中して取り組んだ結果、1年後には完成し、引っ越すことができたのです。
土地代が安かったために、結構広い面積を購入することができましたので、家は暮らしやすいように平屋にし、延べ床面積もかなり大きめのものになりました。
このマイホーム建設の顛末にはいろいろと面白いドラマがあり、それはこのブログにも昔書いたことがありました。
また機会があったら興味深いエピソードなど改めてご紹介したいと思います。
さて、いろいろと前置きが長くなってしまいました。
今回は、そうやって建てたマイホームの話がメインではありません。
結構広めの間取りが取れたためにどうなったかが今回お話したい内容なのです。
こんな感じの平屋になりました。
つづく