むしろ「人格」の問題では・・・・―「学歴」・・・この古典的な悩みを考える―Ⅱ

「学歴」というテーマでの「人生相談」。いったいどんな内容だろうと読んでみると、何やら職場にその「学歴」をかさに着ていじめてくる先輩とやらがいるらしい。

今どきそんな馬鹿がいるのか、と読み進めてみると相談者にとっては結構深刻な問題のようである。

 

彼の相談内容は次のように続いていた。

― 今でも忘れられないのが、数年前に、私が受け持った生徒が卒業する時のこと。

私が生徒を「しっかり学業に励むように」と激励すると、その先輩教員から「○×大卒が余計なこと言うな」と、吐き捨てるように言われたのです。

言葉を失いました。―

 

ふーむ、なるほど、ひどい先輩もいたもんである。

しかし、この一文を読んで、この先輩という人物、「学歴」がどうの、というよりも、そもそも人格的におかしいのではないか。

 

こんなセリフを吐く輩は、例え東大を出ていようが、ハーバードを出ていようが頭がおかしいとしか思えない。

逆にこの男が出ているという「有名私立大学」というのが微妙な位置づけなのかも知れない。

 

どうやらこの問題、「学歴」というよりもむしろ「人格」というところに落ち着いていくのではないか、という予感がする。

 

相談は次のように続いていた。

― 他の先生方は私を公正に評価し、重要な仕事も任せてくれます。

その先輩教員だけが「これだから○×大卒は」などと言うのです。―

 

まあ、ここを読めば、この相談者の男性は、ほかのメンバーとは普通につき合っている様子である。

おそらく、このいじめている先輩とやらは、職場の中でも浮いている存在なのではないだろうか。

 

「学歴」云々というより、この相談者、その先輩に個人的に嫌われているのかも知れない。

この職場において、その先輩とやらが、自分より格下のほかの大学卒同僚にも同じように接しているのか、知りたいところである。

まあ、そうだとしたらかなりの最低野郎で、間違いなく職場ではつまはじきだろう。

 

            息子の大学卒業式にて。あいつも悩むのかな?!?

つづく