いざというとき、ビビらないために・・―口説いてみればわかる、百の理論より一回の実践の方が勝っている理由―Ⅲ(おしまい)
学生時代はペーパーの上という無味乾燥な2次元の世界が主戦場だったのに対して、社会人になってからは対人関係という血肉の通った3次元の世界で戦わなければ済まなくなるため、大抵の新人ビジネスマンは悪戦苦闘することになるという現実。
ここで必要とされるのは、理屈をこねくり回す力ではなく、ひたすら「実践力」ということになります。
今回のテーマを冒頭の同窓会の話に戻すと、優等生だった奴が案外冴えなくて、劣等生の暴れん坊が意外に出世していたという現実は、ここからくるものと考えられます。
つまり、劣等生だった彼はひたすら「実践」を重ねていった、ということになります。
もちろん、がむしゃらにそうすれば成功するというものではなく、リーダーシップであったり直観的な経営センスであったりといろいろな要素はあるとは思いますが、とにかく、ひたすら実践を重ねた結果といえるでしょう。
そういう意味では100冊の本を読むより、1回の実践の方が中身の濃い学習になるということになります。
ここでちょっと不謹慎なのですが、私は男性なので、男性の立場としての例え話をしたいと思います。
ようやく、タイトルである「口説いてみればわかる、百の理論より一回の実践の方が勝っている理由」について語ることになります。
お目当ての女性がいて、何とかアプローチをしたいと思っているとします。
こちらがよほどのイケメンか有利な条件でもなければ、向こうから自然に振り向いてくれることは期待できません。
告白するにしても失敗したくありません。
そんな時、「失敗しない方法」といったたぐいの書籍は世の中に多く出版されていると思います。
しかし、そんな本を100冊読んだところで、おそらく、何の足しにもならないでしょう。
いくら理論を積んだとしても、うまくいく保証はありません。
ここはもう、当たって砕けるしかないのです。
というのは、そうしない限り永遠にチャンスなどありえないからです。
ある女性の「恋愛評論家(?)」が言っておられたのは、
「いざというとき、ビビらないためには、普段から、めげずに女性に声をかける訓練をしておくことだ。」
ということでした。
まさに、理論より実践の好事例といえましょう。
最後はいささか不謹慎になってしまいました。
しかし、社会に出て結果を出す、ということは、まずは「実践」からしか生まれない、ということを肝に銘じて、仕事に取り組んでいきましょう。
お酒を飲みながら口説くというのも・・・・
おしまい