「当たり前」と「とんでもない!」の格差Ⅱ
当初の反応は
「えー、コンピュータなんてよく分らないからいらない。」
というものだった。
この「よく分らない。」には二つの意味があった。
ひとつは「入れることのメリットがよく分らない。」というものであった。
もうひとつは「操作がよく分らないので嫌だ。」というものだった。
「世の中にコンピュータという便利な道具が現れたらしいが、自分達とはまだ無縁のものだ。」
という空気が大半だったのである。
ましてや仕事で自分がそれを操作しなければならないとなると「とんでもない!」という拒絶反応が当り前の感覚だったのである。
この拒絶反応は、特に経理を任されている年配の奥さんたちに多かった。
我々のクライアントさんの場合、社長の奥さんが経理担当という会社も少なくない。
長年手書きの帳簿に慣れ親しんでいる彼女たちの意識を変えるのは、並大抵の苦労ではなかった。
この辺りの経緯に関してはこれまでも何度かこのブログでも触れたことがある。
今回言いたいのはその後どうなっているか、という現在の状況である。
というのはそれから世の中の状況は随分変わってしまった。
お客さんたちに意識にはどんな変化が見られるのだろうか。
つづく