何かコツのようなものはないの?―「情報発信(アウトプット)」に必要なキーワードは3つのH―Ⅰ

先日、クライアントさんである或る社長さんに次のようなことを聞かれました。

「海江田さん、「情報発信(アウトプット)」の大切さはわかったけど、そこに至るまでのプロセスをもっとわかりやすく説明してよ。」

まあ無理もない疑問です。

さらに

「それから「なるほど!」というような何かコツのようなものはないの?」

という質問を受けました。

 

今回は、この質問に対する回答という形で、社長が取り組む「情報発信(アウトプット)」へのプロセスを、何かキャッチ―な言葉でご説明しようと思います。

 

ところで、私はこれまで、自社の事業や商材をしっかりと見つめ直すという意味と、対外的なアピール度において圧倒的な差をつけられるという2つの意味で、「情報発信(アウトプット)」の重要性を訴えてきました。

 

「情報発信(アウトプット)」を強く継続的に行なうことで、他社が追随できないほどの優位なポジションを獲得できることが可能になる、と信じて多くのクライアントさんにこれをレクチャーしているのです。

 

ただ、ともすればこの「情報発信(アウトプット)」というのは、その発信のテクニックばかりが注目され、方法論に偏りがちです。

そんな傾向を避けるために、改めてその本質的な意味や考え方について述べてみたいと思います。

 

私が企業経営者にお勧めする「情報発信(アウトプット)」のプロセスについて、わかりやすく分解すると次のようになります。

ここからが、冒頭の社長さんの質問に対する答えになるのです。

 

それは「情報発信(アウトプット)」を時系列に分解すると、発見力、発表力、発信力という3つのHがそのステップになる、ということです。

ともすれば「情報発信(アウトプット)」は文字通り「発信力」という最後のHだけに注目が行きがちですが、実際はその前の「発見力」と「発表力」がなければ、優れた内容の「発信」には結び付きません。

 

それでは、それぞれのHはどのような内容になるのでしょうか。

 

              ラジオによる情報発信中。

つづく