半端な知識では「検索」技術に長けた人に負けてしまう時代―社長は世の中の期待に「応える」存在、「答える」だけでは不充分―Ⅱ

顧客に対して「答える」だけの仕事に終始していると、今の時代ほぼ「検索」で解答を見つけることが可能となったために、専門家としての存在感が示せなくなります。

つまり、こちら側にしかなかった「専門性」という優位性が急速に薄れつつあるのが現代社会なのです。

 

日本における全産業の6割を占めるといわれるサービス業は、その「専門性」を売り物にしていることになります。

ところが、今では断片的な知識程度であれば、かなりの部分まで「検索」が可能になりました。

 

しばしば知識先行の人は、「答える」という行為が相手を満足させる、と考えがちです。

しかし、おそらくこれからは、ただ「答える」だけでは評価されない時代になっていくでしょう。

 

それではこれからの時代、何が必要なのでしょうか。

どう考えていけばいいのでしょうか。

 

それは、単に「答える」ではなく「応える」を通常業務に取り入れていくことだと考えられます。

前述したように、「応える」は「答える」に比べて、その範囲がかなり広くなります。   

 

もちろん、最低ラインとしての「答える」は必要ですが、「答える」だけで充分だろうか、と自問してみるのです。

それは「応える」につながっているのだろうか、と自らに問いかけてみるのです。

 

現在のように「知識=情報取得媒体の普及」という環境に至っていなかった時代は、頭脳に蓄えた専門性で勝負できたのでしょうが、現代は半端な知識では「検索」技術に長けた人に負けてしまいます。

そういう意味では、仕事のやり方、あり様が随分変わったのだ、といえましょう。

 

「答える」に勝る「応える」を実践していくためには、専門性の組み合わせ、コラボといったアイディアや発想が大事になります。

まさに、「専門性の応用編」なのです。

 

                こんな時代です。

つづく