終身雇用崩壊後のサバイバル、まもなく絶滅する「普通のサラリーマン」?―「働かないおじさん」特集に見る日本のビジネス業界事情―Ⅰ

日本が今回の新型コロナウイルス禍のパニックにまだ突入するかしないかギリギリの時期だった今年の3月、「日経ビジネス」が「どうする?働かないおじさん」という特集を組んだことがある。

サブタイトルは「終身雇用崩壊後のサバイバル」とある。


「日経ビジネス誌」は、事務所では年間契約で購入しており、定期的に宅急便を通じて配本される。

週刊で発行されるこの雑誌は、結構頻繁に手元に届くなあ、という印象がある。


毎回、旬のビジネスの話題を取り上げているのだが、この号は特に上記のタイトルが気にかかった。

雑誌誌面の約20ページを割いての特集だったので、かなりのボリュームである。


しっかり読もうと思い、家に持ち帰ってしばらくしたら、今度はインターネットのビジネスコラムで、やはり同じようなテーマを取り扱っていた。

こちらは「まもなく絶滅する「普通のサラリーマン」を待ち受ける三重苦」というタイトルであった。


中身をよく読むと、こちらもいわゆる「働かないおじさん」に関するビジネスコラムだったのである。

世の中では「働かないおじさん」問題が大きく顕在化しているのであろうか。


そう言えば、今回の新型コロナウイルス禍の最中にあって、「判子がなければ仕事を進められないおじさんの問題」といった話題が、ちらほらと取り上げられていた。

今回のようにリモートワーク、テレワークが必須の時代にあって、デジタルに対応できない中年男性が大量に存在する、といった問題が浮上しているようなのである。


「日経ビジネス」の「働かないおじさん」特集は、前述のように20ページを超える大ボリュームであった。

一方、「まもなく絶滅する「普通のサラリーマン」を待ち受ける三重苦」のコラムの方も5,000文字を超える長文であったが、こちらの方がある程度まとまっていたので、このコラムを参考にしながら「働かないおじさん」の問題について考えてみたい。

 

                 「日経ビジネス」の特集

つづく