地縁血縁義理人情ビジネスモデルの崩壊―新たな価値観の創造を模索する時代に―Ⅷ(おしまい)

 

「地縁血縁義理人情顔パスモデル」というビジネスモデルが充分に機能した昭和の時代と違って、地方といえども「営業」や「広告宣伝」といった通常の企業活動が必須となった現代ビジネス社会。

にもかかわらず、地方の中小企業においては、資金面でもノウハウ面でもその備えがきちんと成されていませんでした。

 

そういった不足部分を補うために、「情報発信(アウトプット)」は極めて有効な販売促進手法なのですが、このノウハウについても手薄なのが地方の現状なのです。

とはいえ、「情報発信(アウトプット)」はこれまでにない手段ですので、初めてという点では、都会も地方もありません。

 

また、同様にこの手段を駆使するという点においては、大企業も中小企業も条件は同じなのです。

というのは、使用するツールがPC(パソコン)かスマホがあれば済む話であり、大掛かりな装置や設備を必要としないからです。

 

インターネットを媒体にするという点においても、都会と田舎、大企業と中小企業といった立場の違いで差がつくことはありません。

全くフラットな条件のもとで「情報発信(アウトプット)」という方法論は取り組むことができるのです。

 

ただ、それによって得られる効果には、大きな差が表れます。

地方ほど「情報発信(アウトプット)」を行なえば、目立つ存在として浮上しますし、大企業よりもその効果はダイレクトに業績に跳ね返ってきます。

 

つまり、業績低迷を打破するための突破口が見つからず、苦戦する地方の中小企業において「情報発信(アウトプット)」という方法論は、やらない理由が見つからないくらい有効な販売促進手段なのです。

にもかかわらず、実施する企業は少なく、この恩恵にあずかっていません。

 

発信すべきコンテンツの作り方、発信のコツと注意点など細かいことはいろいろありますが、とにかく「情報発信(アウトプット)」を戦略的に企業活動に取り入れるべき時代に来ていることは間違いありません。

その一環としてこのブログも書いているわけです。

 

私は別の手段を使って、顧客である中小企業にこの手法を伝えようとしていますが、できれば自らこの大きなメリットに気がついて、多くの企業が「情報発信(アウトプット)」に取り組んでいくことを願っています。

 

 

 

おしまい 

 

【お知らせ】
海江田事務所は、少々不便な立地(かなり田舎なもので・・)です。
にもかかわらず(むしろそのために)極めて眺望の優れたリゾート施設みたいなオフィスです。
とても感じの良い(?)女性スタッフが淹れたてのコーヒーでおもてなしいたします。

これまでの税理士事務所のイメージを覆すような明るい雰囲気。

是非、一度遊びに来てください。
税務に限らず、経営全般のごご相談に応じます。
5年後の我が社が「見える化」できてすごくよかった、というノウハウもありますよ。
皆様のお役立てることを心掛けています。