自分の悪いところを素直に認めないのが最大の欠点―男はいくつになっても・・・我が儘を自覚しない?!?―Ⅵ
まず、変わろうとしない、変わる必要もない、と思っているらしいこの男性に対する出久根氏の回答は痛快であった。
その根本的なところをまず叩いておいて、出久根氏の回答は次のように進んだ。
―奥さまが傷ついたというのですから、謝ればよい。
自分の悪いところを素直に認めないのが、あなたの最大の欠点です。
言葉がきつい、と人にも言われ、自分でもわかっているのですから、しゃべる時に気をつければよい。
悪気があって言葉が過ぎるのではない、と弁解しても、相手には通じません。
悪気があるから言葉にトゲがあるのだ、と取ります。―
まあ、出久根氏くらいになれば、こんな人への回答はそう難しい話ではないのかも知れない、と思った。
欠点があまりにもはっきりしているからである。
それが
「自分の悪いところを素直に認めないのが、あなたの最大の欠点です。」
という一文に、如実に表れている。
まあ、この男性の問題点はそこのところに尽きるのだ。
あとはいろいろと細かい事実関係への反証である。
この男性の場合、その反証の列挙にもこと欠かない。
ただ、ちょっと厄介だなあ、と思うのは、ある程度欠点を認めておきながら、それを直そうとしない自分を、なんだかんだとすり替えている点だ。
きつい言い方をしながら「悪気はない」という人を、私はほかにも知っている。
そういう人に限って
「俺は裏表のない人間だから・・」
とか
「ストレートな言い方の方がいいと思って・・」
といった弁解をすることが多い。
裏表がない、ということや、率直である、ということと、ものの言い方がきつくて相手を傷つけがちである、ということは、根本的に中身が異なるのである。
「悪気はない」というのは、まことに都合のいいイクスキューズの言葉なのだ。
出久根氏はそこのところを
「悪気があるから言葉にトゲがあるのだ、と取ります。」
と、やや柔らかめにたしなめているが、相手がそう取るからということではなくて、やはりこの人には、常に少し意地の悪い「悪気」があるのだろうと思う。
それを
「俺には悪気はないんだ。」
と言い聞かせることで、スルーしようとするのはやめた方がいい。
つづく
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