コート、コート、コート・・・・コートについて思い出すこと26(おしまい)
さて、こうやって念願のコートをやっと手に入れた私。
その嬉しさにいい年をして、そのコートをお披露目に、と再び8階の「サロンドシマジ」まで戻ったのである。
ドアを開け、中に入ると、先ほどまで一緒にグラスを交わしていたメンバーは、まだそのほとんどが残っていた。
島地親分及び彼らに向かって私は、
「すんません。また戻ってきました。これがさっきお話したコートです。買っちゃいました!」
と、みんなによく見えるよう姿勢を真っ直ぐに正して叫ぶように伝える。
すると、すでにアルコールの回っている彼らは、やんややんやの大騒ぎである。
「いいじゃないですか。それ。」
「なるほど、なるほど、いいコートだ。」
島地親分も
「アクアスキュータムはやっぱりいいコートを作るねえ。」
とほめてくれる。
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すっかりいい気分になった私は、さっきお勘定をすませたばかりの「サロンドシマジ」で再びハイボールを1杯ひっかけたのである。
これが、たかがコート1枚買うのにえらい大騒ぎだったという点末である。
ただ、そうやって上機嫌で帰った私であるが、興奮して酔っぱらったせいか、その日、「サロンドシマジ」で買ってサインまでしていただいた島地さんの著書を不覚にも忘れてしまった。
その本は、後日、取りに行って事なきを得た。
まあ、考えてみれば、島地さんに相談を持ち掛ける時点から、ほぼ買う方に腹は決まっていたのであろう。
最後の一押しをしてもらう、いわば儀式として島地さんの言葉をいただいたようなものである。
件のコートは、この冬私にとってヘビーユースのアウターだった。
正直言ってライニング(裏地)なしのスエードのコートはそれほど暖かいものではない。
今期のような暖冬でなければ結構厳しいかも知れない。
今年は、秋口から羽織れればいいな、と思う。
さて、コートについてこんなに書けるとは思わなかった。
もうそんなに、この重衣料を買う機会もないだろうが、また新しいそれを手にするときは、なにか面白いドラマが生まれるのだろうか。
上の写真のあと、髪を切りに行って撮ってもらいました。
おしまい
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海江田事務所は、少々不便な立地(かなり田舎なもので・・)です。
にもかかわらず(むしろそのために)極めて眺望の優れたリゾート施設みたいなオフィスです。
とても感じの良い(?)女性スタッフが淹れたてのコーヒーでおもてなしいたします。
これまでの税理士事務所のイメージを覆すような明るい雰囲気。
是非、一度遊びに来てください。
税務に限らず、経営全般のごご相談に応じます。
5年後の我が社が「見える化」できてすごくよかった、というノウハウもありますよ。
皆様のお役立てることを心掛けています。
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