コート、コート、コート・・・・コートについて思い出すこと19

近年手購入したコートといえば、プレーンなステンカラーコートということになる。

ステンカラーコートを手にするのは、若い頃、初めてVANのチープなものを手に入れたときから数えても久しぶりのことである。

 

2年ほど前、ブルックスブラザーズで購入した。

極めてオーセンティックでトラディショナルな佇まい、ド定番の昔からある奴だ。

シングルでボタンの隠れる比翼仕立て、色も最もポピュラーな玉虫色がかったベージュを選んだ。

 

サイズは、ここのところずっと流行っていたタイトフィットなものではなく、少しゆったり目の大きさにした。

袖付けもラグランスリーブなので、腕や肩も動かしやすい。

 

ところで、「ステンカラーコート」というのは和製英語で、正式には「バルマカーンコート」というらしい。

少し縮めて「バルカラーコート」といったりする。

 

 

このタイプのコートは、ずいぶん昔、何回か購入したが、サイズ感などが次第に時代に合わなくなり、着る機会もなくなったのですべて手放してしまった。

今また、ゆったり目に戻っているらしいから取っておけばよかったかな、とも思う。

 

しかし、そんな風に持っている服をいつまでも手元に置いていたら、まさに「断捨離」の逆を行くことになり、やがて収拾がつかなくなるだろう。

とはいえ、今回買ったこのコートは、今後少々フィット感やシルエットが時代とともに変わろうとも、ずっとキープするつもりである。

 

トラディショナルの総本家、ブルックスブラザーズのものだけあって、デザインは何の変哲もないオーソドックスな見た目だが、一種の風格のようなオーラを感じる。

ずっと、定番として販売されていたものだから、もっと早くに手に入れて、体に馴染ませておけばよかったかな、とも思う。

 

バルマカーンコートのようなプレーンなコートは、少しヤレたような佇まいがカッコいいかなと思う私。

もっとも「刑事コロンボ」のような、ヨレヨレの風情を狙うわけではないので、丁寧に愛用しながら、いい感じに仕上げていければいいな、と思っている。

 

     少しゆったり目のこのコート。昔からの知己のようにしっくりと馴染みます。

 

つづく 

 

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