コート、コート、コート・・・・コートについて思い出すことⅫ

このシリーズの冒頭に、

「昔に比べて季節のメリハリをあまり感じなくなったので、いわゆる「スプリングコート」の出番はあまりなくなった。」

と書いたが、スプリングコートとは別の用途で、春先や秋口の氷雨の降る日などは薄いナイロン素材のものなどあると便利である。

特に傘の嫌いな私などは、フードが収納できるタイプのコートがあれば便利だな、と思っていた。

 

東京や福岡など出張に出た際に、急に雨に降られた時など、そんなコートがあれば軽いしかさばらないので欲しくなったのだ。

いわゆる「パッカブル」というアイテムである。

「パッカブル」を検索すると、ファッション用語で、

「小さくコンパクトにたためて、しまうことができる。」

となっている。

 

というわけで、小さく折りたためるタイプのものを2着ほど買ってみた。

いずれも、きれいにたたんで四角いコンパクトなナイロンの袋に収めることができるタイプのものである。

 

そのうちの1着は、ポール・スミスの黒いロングコートである。

フード付きなので頭からすっぽりかぶれば少々の雨だったら全身どこも濡れることはない。

とはいえ、傍から見ればその姿はかなり怪しく見えるだろう。

たたんで、四角い収納袋に納まった状態のパッカブルコート。広げるとあとがめんどくさいのでこのまま写しました。

 

ただ、パッカブルは便利ではあるが一度広げてしまうと、元のコンパクトな形にまでたたむのが結構めんどくさい。

というわけで、パッカブルの2着は、たたんだまましまいっぱなしになっているのだ。

 

また、そこまでコンパクトにはたためないが、全体として薄くて軽いナイロン素材のコートも購入してみた。

ポールスチュアートブランドで深いネイビーのこいつは、どんな服とも相性が悪くないので割と頻繁に使っている。

かさばらないのがそのいいところで、スーツケースへのおさまりもいい。

 

こういうコートを1着持っていると、春先や秋口の夜ちょっと冷え込んできたとき、セーターなどの上に軽く引っ掛けて出かけることもできるので便利である。

ややゆったり目にできているためか、ニットの上から羽織っても軽快に動けるのだ。

      薄手のナイロンコート。春先に羽織るのには便利です。

 

 

つづく