経営者は常に「好奇心」という前向きなアンテナを世の中に向けておくべき―社長の「好奇心」は情報発信の推進エンジン―Ⅱ

「情報」を収集するのに、あえて「好奇心」をフィルターとしてかけてみては、と考えている私。

 

私は、人がいつまでも知的であり続けるためには「好奇心」が大切な要素だと思っています。

特に経営者ともなれば、世の中の様々な事象に常に目配り気配りをしておく必要があるので、好奇心旺盛であることは大いに求められる資質の一つではないでしょうか。

 

とはいえ、先述のように現代は「情報」に溢れています。

どのような基準をもってその情報の海に接すればいいのか考えたときに、「好奇心」というキーワードが浮かんでくるのです。

 

いくら好奇心旺盛であるべきと言っても、人は自分の全く興味のないことに対しては、おそらく知的触手は動かないでしょう。

また経営者という立場であれば、ビジネスからやたら離れたところで好奇心旺盛であってもあまり意味がありません。

 

私もどちらかといえば好奇心旺盛な方だとは思うのですが、それが指し示す方向性としては、仕事に関連すること7割、個人的に興味のあること2割、それほどでもないこと1割、といったところでしょうか。

こうしてみると、仕事に関することが多いなあ・・・と今さらながら、自分に驚いています。

 

私の場合、趣味といったものが特にないので、この割合が結構極端なのかも知れません。

趣味や好きなことのある方は、この割合がもっとゆるくなることが想定されますが、それで全然かまわないと思います。

 

とにかく経営者は、常にこの「好奇心」という前向きなアンテナを世の中に向けておくべきではないかと思います。

そうすれば、巷に溢れる多くの「情報」の中から、自分の興味のあるもの、或いは必要なものの仕分けができるのではないでしょうか。

 

 

つづく