狂乱の半夜―恒例、バーベキューの夜はかくも愉快に過ぎ去った―Ⅰ
先日、我が事務所、毎年恒例のバーベキュー大会が、一人の欠席者もなく盛大に挙行された。
現在、事務所のメンバーは私を除いて18人、男女ちょうど9人ずつである。
今月(11月)入った女性2名も参加して、いきなり事務所のとんでもない一面を見たことになる。
毎年、と書いたが、去年は夏にみんなでビアガーデンに繰り出したため、秋のバーベキュー大会はどうしようか?ということになった。
で、結局中止の憂き目を見ていたのである。
そんなわけで、一年飛ばしての開催を楽しみにしている事務所スタッフもいたのだ。
まあ、楽しみにしていたのは、男性社員である。
ところが、今年、バーベキューの話を持ち出したところ、女性軍があまりいい顔をしなかった。
私はみんなが楽しみにしているもの、と思い込んでいたので、思わず「え、どうして?」と尋ねた。
すると、男性軍はいつまでも飲んだくれているだけだが、女性軍は最後のあと片付けなど大変なのだという。
男性軍が座って飲んでいる間に、女性軍は食器の洗い物やごみの処理など、後始末にかかりきりにならねばならず面白くない、というのだ。
それを聞いた私は
「よっしゃ、じゃあ今年から洗い物など後片付けは、男性軍の仕事とする。
時間もいつまでもダラダラと飲むんではなく、九時きっかり終了とする。
女子は、終わりの方ではずっと座って休んでてよし。と、いうことでOK?」
と、宣言した。
タイトルを「狂乱の半夜」としたのは、夜中まで飲むんじゃなくて、早々と終了したからである。
男性軍に「それでいいな?」と念を押すと、みんな「それでいい。」という。
というわけで、一年飛ばしはしたが、今年も事務所恒例のバーベキュー大会を行なうことになったのである。
駐車場に灯りをともしてみんなでワイワイ・・・
つづく