日韓関係を素朴にざっくりと考える―今の状況に関して私なりに思うこと―Ⅰ

朝、ネットニュースを見ていたら、韓国の日本製品不買運動について取材した記事があった。

現場でいろいろと取材した記事の最後は次のように締めくくられていた。

 

―想像以上に根深く、不買運動が続いていた韓国。

街を歩いて気付くのは、韓国の人々が日本について語るときの周りの目を気にする視線、日本についての意見を口にすることさえ憚られる独特の空気感だった。

 この20歳の男子大学生が言うように、堂々と正論が言い合える日韓関係が築かれる日が待ち遠しい。

(「週刊文春デジタル」編集部/週刊文春デジタル)―

 

こういった不買運動が続き、先日は日本人女性観光客を殴る男まで出てきた。

今の韓国にはそういったやや危なっかしいところがある。

 

しかし、日本に来た韓国人観光客が、特別冷たくされたり危険さらされたりということはあるまい。

それが日韓の違いである。

訪日韓国人観光客も減っているらしいが、それはあくまでも向こうの勝手な選択なのだ。

 

おそらく日本で日本人が韓国について語るとき、その人が嫌韓であろうが、好韓であろうが、周りを気にして話すなどということはあるまい。

韓国内の街中に上記のような空気感があるということに、韓国の特殊性を感じる。

 

こういった韓国側の「空気感」を受けて、マスメディアも「戦後最悪の日韓関係!」などと煽っているが、私などそうは思わない。

そもそも韓国側が日本に対して好意的であったことなどないのだ。

「反日」が常態化しているという、日本から見れば困った隣国なのである。

 

先般、日本側が初めて繰り出した「貿易、ホワイト国除外」というジャブに、韓国側が異常に騒いでいるだけである。

それも、日本が「反韓」とか「嫌韓」とかいう感情をベースにして行なった措置ではない。

 

日本側は、いつもの「反日」が、今回は少しエスカレートしているだけだ、と冷静に受け止めていればいいのではないか。

ずっと騒ぎ続けるのか、そのうち収まるのか、日本側は黙って見ているほかない。

それを、周りでマスコミが騒ぎすぎるのは、余計なことである。

 

このことをざっくりと考えてみた。

 

 

 

つづく