マウントを取ること、或いは取ろうとすることの愚かさについて―ここに、女性にモテる秘訣がある(おそらく・・)Ⅳ
現在の状況を自慢したり、ちょっとしたポジションで威張ったりするのは、男の習性としてよくある風景のようだが、それは「今がやっとピークの奴」というレッテルを張られるにすぎない。
人生でようやく登りつめたマウントがそこ、というわけである。
それはつまり、女性の評価としては、
「この先、大した伸びしろも望めないので、今、こうやって威張っているわけね。」
となるのだ。
威張ってる本人は、豪もそんなこと考えてもいないだろうが。
成功体験を自慢する男性は「過去に終わった人」というレッテルを貼られ、現在の状況を威張る男性は「今がやっとピークの奴」というレッテルは貼られる。
どっちにしても「威張る」「自慢する」という行為には、女性陣の厳しい判定が待っているのである。
まあこんな感じで「威張る」とか「自慢する」っていうのは、だいたい碌なことにならない。
にもかかわらず、こういった行為が世の中に広くまかり通っているのは、なぜだろうか?
それはおそらく、男同士の間では結構効き目があったりするからかも知れない。
「威張る」「自慢する」は「マウントを取る」というバトルにおいては、なくてはならない「武器」なのか?
ここで負けると、男はすごすごと引き下がるものなのか?
まあいずれにしても、「これまでマウントを取ろう!」などと思ったこともない私にとっては、さして興味のない世界である。
同様に、女性にとってもどーでもいい世界ではないのか。
従って、ここにこだわっていると、ほぼいい評価を受けることはない。
女性は時間を巻き戻す気はない。
つづく