私たちが提供するのは「モノ」ではなく「専門性」―「情報発信」の「考え方」を身につければ最強の武器になる―Ⅱ

自分考え、自分で書く、といった行為を長く続けられるようになるにはどうしたらいいのか・・・それを私は考えてきました。

その結果得た結論は次のようなものです。

 

よく、

―おなかの空いた人に魚を与えても、それを食べてしまえば1回でおしまいである。

また、お腹が空いたならば、同じように魚を与えなければならないことになり切りがない。

しかし、その人に魚の「釣り方」を教えることができれば、自分で食べ物を調達できるようになり、一々人が与えなくても、ちゃんと生きていけるようになる。―

といったことを言います。

 

つまり、未熟な者に対して、こちらからでただ「もの」を与えていたのではきりがない。

そうではなく、その「もの」を獲得する「やり方」を教えれば、人はずっと自分でなんとか道を切り開いて行ける、ということの例えとして、よく使われるお話です。

 

これは私に限らず、企業の顧問を担当することでアドバイザーとして機能する職業会計人の立場や、コンサルティングを生業(なりわい)にしているすべてのコンサルタントに、共通して言えることなのではないでしょうか。

ウハウやハウツーをかじり、それを伝えるだけのクライアントとの関わり合いでは、常に単発で終わってしまうということなのです。

 

特に、私たちが提供するのは「モノ」ではなく、知識、情報、ノウハウなどの専門性なので、さらに深く考える必要があります。

それは、先述した「やり方」つまり「坂の釣り方」を教えるだけでもまだダメである、ということです。

我々が伝えるべきは、そのレベルではまだ十分ではないのです。

 

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つづく