映画「スティーブ・ジョブズ」に学ぶことⅣ

もし、自らの仕事において未来の姿が、なにも全く想像できない、浮かんでこない、という人は経営者としての資質を疑ってみるべきであろう。

そんな人はまずいないと思うが・・・

 

仮に今は想像できなくても、この点は訓練することや経営者としてのキャリアを積むことで変わってくる。

常にこの課題(未来を予測するという)を、自らに突き付け続ければいいのだ。

その努力を怠らなければ、必ず先見性は身についてくるものである。

 

また、こういった未来のあるべき姿を実現するには、大なり小なり多くの壁が存在することも分かっている。

凡庸な経営者の多くは、実行に移す前にその壁の前で失速してしまうのではないか。

 

スティーブ・ジョブズの偉いところは一度描いたグランドデザインをあきらめないところである。(彼の場合、その想像した世界が途方もないレベルやスケールという点で、我々とは違っているのだが・・・)

 

我々の場合も、少し先にある

「自分の会社はこうあるべき、こうなればいいな。」

と思う姿をあきらめることなく、少しでもその方向へと全体を導いていけばいいのだ。

 

 

つづく