税理士はどう見えているのか?Ⅰ

 

 

私は「南九州税理士会」の広報部門を長く担当してきた。今、広報としての肩書は特にないが、鹿児島県の広報としては、ラジオやテレビの出演はずっと続けている。

 

そういった関係で、マスメディアの担当者とお話をする機会も多い。そんなとき、いつも感じるのは「税理士というもののイメージが、私と彼らでは随分ギャップがあるなあ・・」ということである。

 

放送収録とかの関係で、年明けからお会いすることが多い。そうすると、必ず「これからお忙しくなりますね。」「繁忙期に入りますね。」といった意味の挨拶が返ってくる。

 

税理士の仕事についてほとんどご存じない方は、こんな挨拶すら思いつかないのだろうが、多少我々について予備知識のある方であれば上記のようなご挨拶を受けることが多い。ま、確かにその通りである。

 

せっかくこういった挨拶をしていただいているのに目くじらを立てることもないのだが、そんなとき私はいつもお腹の中で「別に忙しいのは今だけじゃないんだけどなあ・・忙しいといえば1年中忙しいし、個人の確定申告は数ある業務の中の一部なんだけど・・・」といったようなことを考えている。

 

 

つづく