日本のとりわけ地方の中小企業には「情報発信」が足りない―社長の「情報発信」は何故それほど重要なのか―Ⅱ

営業、販売といった企業の外に向かう部署、即ち対外的な部門のあり方が過去に比べてかなり難しくなっているために、いずれの企業も苦戦しているのではないか、というのが私の考え。

 

日本における普通の企業の場合、取扱商品や営業、サービスといった部分のどこかが極端に疎かになっているということは通常ありません。

基本的に真面目な日本人は、きちんとした商品を取り扱い、きちんとしたサービスを提供し、きちんとした営業を展開しているはずです。

 

つまり、商品管理、納期、決済などについては普通の企業であればきちんと守られていると思います。

にもかかわらず、なかなか売上が伸びず、収益が上がってこないのは何故でしょうか。

 

私は、その大きな原因の一つに、

「それぞれの企業がちゃんとその存在感を示せずにいる。」

ということがあるのではないか、と考えてみました。

そういう仮説を立ててみたのです。

 

それは言葉を替えれば「販売促進」が足りない、自社の存在を伝えきっていないのではないか、ということになります。

そこから、日本の企業、とりわけ地方の中小企業には「情報発信」が足りないのではないだろうか?という結論に達したのです。

 

そもそも、中小企業の場合、営業力や販売力は、もともとあまり強いとは言えません。

仮にそこに関して少々頑張っていたとしても「販売促進」の援護があればもっと助かるはずです。

 

 

つづく