先を見据えながら変化に対応できるよう備えておくには―経営者が常に先を見る癖をつけるために―Ⅱ

セミナーの講師もアウトプットのひとつ

 

時代の激しい流れに翻弄されないで事業を経営していくにはどうしたらいいのか、すべての経営者に突き付けられた難しい課題です。

現代の経営環境は、まさにその激流のような状況だからです。

 

ただ、そんな大変な経営環境の中にあっても

「少し先を見据えながら、いつでも変化に対応できるように備えておく」

という方法はあるのです。

そういった方法論ついて、検討を加えてみたいと思います。

 

いったいどんな方法なのでしょうか。

それは、

「経営者は、常に新しい情報をインプットしながら、それについてのアウトプットも怠らないようにする。」

ということです。

「なんだ、あんたがいつも言っていることと変わらないじゃないか!」

と、思われた方もいらっしゃることでしょう。

そうです。

まさにその通りなのです。

 

更に言えば、この方法論は経営者に最も向いたものであり、相応しいやり方なのです。

それは何故なのでしょうか。

 

私は常々

「経営者は、世の中の様々な情報をインプットして下さい。勉強を怠らないようにしてください。」

と言っています。

しかし、いくら幅広くといっても、そのコアにあるのは、常にご自分の事業と関連のある内容のもの、ということを外してはいけないのです。

 

趣味の世界とか一般教養的なものに、こういった時間を割かれても、それが事業にフィードバックされることはありません。

経営者がインプットに時間やエネルギーを割くのであれば、やはり自分の事業に関連したもの、であるべきだと私は考えます。

 

 

つづく