義兄たちの「???」は最高潮に―お金になるの?女の子にもてるの?思わず笑った世代間ギャップ―Ⅰ
先日、義母のお通夜の席でのことである。
お別れの悲しい場ではあったのだが、96歳の大往生だったこともあり、お坊さんに一通りの儀式を済ませてもらった後は、近い親戚、集まったみんなで思い出を語る食事の席となった。
末っ子の家内には、二人の姉がいる。
それぞれの旦那さん、つまり、義理の兄たちとは久しぶりの宴席であった。
私はお酒を酌み交わしながら、親戚の近況などを話していた。
そこに私の息子が加わる。
息子は28歳、まだ独身である。
上の義兄が息子に聞く。
義兄上:岳君は今何やってんの?どんな会社?
息 子:映像関係の会社で働いています。まあまあ忙しいです。
といったやりとりのあと、
義兄下:休みの日とか何やってんの?
息 子:映画見たり、趣味の仲間と集まったりしてます。
義兄上:どんな趣味なの?
息 子:コスプレイヤーやって楽しんでます。
義兄上:コスプレイヤー・・?? コスプレイヤーって何?
この辺からお互いのやり取りが面白くなってきた。
義兄下:コスプレって、変装するみたいな・・あのコスプレのこと?
息 子:そうです。一つのテーマで、コスプレして仲間とイベントに参加したりするんです。
義兄上:へぇーっ! イベントとかあんの? で、どんなテーマなの?
息 子:僕らの場合、映画の「マッドマックス」と言えばわかるかな? 世紀末の世界観を表現しているんです。
義兄下:セイキマツ? 世紀末をコスプレすんの?
息 子:はい。相当みんな凝ってて、結構金も手間もかかります。
このあたりから義兄たちの「???」は最高潮に達した。
つづく