「オンリーワン」実現のためには「情報発信」を続けることが大事―社長は誰でもオンリーワン、でも伝えなければ「唯一性」にはならない―Ⅳ(おしまい)
さて、横並びではなく我が社にしかないオンリーワンな部分を探し出してアピールしていくべきなのですが、企業にはそれぞれいろいろな事情があって対応はバラバラです。
「うちは、オンリーワンな部分が結構あるので、そこは自信がある。」
と、思うのであれば、そこに更に磨きをかけていけばいいと思います。
逆に
「そんなものは、うちにはないなあ・・・」
と、感じるのであれば、前述のように少し頑張って探し出し、それをアピールするのです。
いずれにしても、それは「情報発信」とペアになっていなければ意味がありません。
何故ならば、こちら側の思い込みだけでなく、他者からの評価と掛け合わせることで、真のオンリーワン部分が確定するからです。
つまり、「情報発信」することで得られる「他者の評価」は、知っておく必要があるのです。
ここにおいて、企業に多少の努力が求められることは言うまでもありません。
現代は、地域においても業種においても、なにかしら「オンリーワン」であること、或いはそういう部分を持っていることは極めて重要です。
その「唯一性」が高い評価の対象となるからです。
ただ、それは一朝一夕に手に入るものではありません。
普段から一貫してそれを目指すこと、そして常に「情報発信」を怠らず、他者の評価にさらされること、が大きな条件になります。
困難ではありますが、目指しがいのある挑戦です。
「オンリーワン」実現のために、継続的かつ意味のある「情報発信」を続けてみて下さい。
おしまい