どれだけスピード感を持って発信できるか―「情報発信」の「即時性」について考える―Ⅰ
これまで、「経営者による情報発信の重要性」について、私の見解を様々な形で述べてきました。
それは、その内容に関してどんな風に考え、実際どんなことを発信すればいいのか、その効果はどんなものなのか、といった点について、いろいろな角度から解説してきたということになります。
今回「情報発信」について、少し違う視点で考えてみたいと思います。
この視点を変えただけで、結構意外に思われる方がいるかも知れません。
いったいそれは何だと思われますか?・・・・・
それは「即時性」ということです。
どれだけスピード感或いは瞬発力を持って発信できるか、という点について考えてみたいのです。
これまで「情報発信」の「即時性」ということについてはあまり触れてきませんでした。
取りあえず、「即時性」よりもその内容について深く追求し、吟味すべきだと考えたからです。
しかしながら、ときにこの「即時性」が思わぬ副産物を生み出すことがあるので、改めて考えてみてもらいたいのです。
副産物まで生み出す「即時性」とはいったいどういったことを指すのでしょうか。
ところで、「情報発信」における「即時性」の最たるものは何だと思いますか?
少し考えてみて下さい。
スマホによるリアルタイムの画像アップ? メールに対する即行のレスポンス?・・・・
もちろんそれらも極めて「即時性」の高いものに違いはありません。
しかし、ここではもう少し、その内容をひねって更に深めた上で考えてみたいのです。
とにかく「即時性」と言っているわけですから、何か反応の早いものであることは間違いありません。
つづく