若い世代はその次の時代のお客さん候補―社長の発する真実の物語(トゥルー・ストーリー)のみが人々の心を打つ―Ⅰ

 

 

私は以前、このブログで「先代経営者と後継者のコミュニケーション問題」を取り上げ、その難しさについて述べたことがあります。

そのときは、

「現代は昔に比べて流行の変遷など時代の流れがあまりにも急激なため、感覚的にとてもついて行けない先代と、その直中(ただなか)をリアルに生きている後継者との世代間ギャップを埋めるのには大きな困難を伴う。」

といった意味のことを書きました。

 

ところで、私たち経営者は、このコミュニケーションがうまくいかずにギクシャクしている様々な世代の人たちを含めて、あらゆるタイプの顧客を相手にしていかなければなりません。

対象とする年齢層は実に幅広いのです。

この様々な世代が混在する顧客との距離間の取り方を考えた場合、一体どうすればいいのでしょうか。

 

さてそんな中で、いつの時代でも若い人は、その次の時代のお客さん候補であることに違いはありません。

こちらがある程度の年齢いっていた場合、今の若い層とのコミュニケーションギャップを埋められなければ、長期にわたって自社を支持してもらうことは難しくなります。

 

しかしながら、現代の若い人は掴みどころがなく、一体どうすれば彼らに支持されるのかわかりにくい、と言われています。

ただ、これに近い言葉はいつの時代も言われ続けてきたことです。

 

「近頃の若い者は・・・・」というのは、古代エジプトの文献にも出てくるフレーズとさえ言われています。

このように、新しい世代の実態や生態が掴みにくいと思われるのは昔から変わらない現実でもあります。

 

 

つづく