中小企業における広告宣伝は工夫次第―販売促進や広告宣伝について改めて考える―Ⅳ(おしまい)
広告について、その効果が簡単には計りにくいというのは、「広告宣伝費」の宿命のようなものです。
これは我慢強く自社にとって相応しいやり方を探っていくしかありません。
継続してみなくてはいい方法というのは見つからないのです。
最初は手探りであっても、的確な広告宣伝を模索し続けていれば、やがて必ずジワジワとその効果は表れるものです。
一方、高額である、というのは中小企業にとって切実な問題です。
ここでは一工夫も二工夫も考えてみる必要がありそうです。
高額になる原因の一つは、マスメディアを媒体にするケースが多い、ということも考えられます。
マスメディアをうまく使いこなすテクニックなどもいろいろありますが、基本的に高額であることに変わりはありません。
その他にも、SNSなど現代はパーソナルなレベルでの様々な媒体の選択肢があります。
これらの媒体は、本人の努力はそれなりに必要なものの、基本的にそれほど大きなランニングコストは掛かりません。
この分野に関する研究も怠りなく続けるべきでしょう。
とはいえ、捨てがたいのはやはりメディアです。
影響力の大きいメディアをうまく利用する、という切り口で何かいい解決法はないものでしょうか。
結論から申し上げますと、その有効な解決策として私は同じメディアでも「地方メディア」の有効活用という方法論を見つけ出しました。
大きな費用をかけずに自ら実践し、結果も出しています。
とにかくその前にまず、中小企業の経営者には、「広告宣伝」に対する認識を改めてみる、このことに取り組んでいただきたいと思います。
おしまい