商圏の拡大―地縁血縁経済を打破するためにやるべきこと―Ⅱ
過疎化高齢化でスカスカになった地域商圏。
つまり、人口密度が極めて薄くなっているということです。
改革すべきことの一つに、人口密度が薄いのであれば、自らの商圏の範囲を徐々に拡大していくという課題が浮かび上がってきます。
何故商圏を拡大するのか、といえば、これは当然の話ですが、地縁血縁で結びついた商圏内では狭すぎて人がいないからにほかなりません。
地縁血縁の商圏はイメージ的には、せいぜい町内会を少しはみ出した程度です。
こんな範囲の商売では、ビジネスの発展が望むべくもないことは言うまでもありません。
かといって、いきなり全国区の商圏へ打って出るということが現実的ではないことも確かです。
今の時代、HP(ホームページ)やSNSなどITを駆使することで、全国区への情報発信にチャレンジできないことはないのです。
しかし、いきなりここまでのレベルを相手するとなると、おそらくこちら側の発信するコンテンツの内容が追い付かないでしょう。
また、それに対して、仮に何らかの反応があったとしても、それに的確に対応していくことが現実的に難しいことが予想されます。
そこまでのレベルではなく、もう少し身近なところから着実に商圏の拡大はできないものでしょうか。
地に足のついたところで、何か広げていく方策はないものでしょうか。
つづく