潜在的な戦力である女性の力を引き出す―戦力としての女性活用について考える―Ⅴ(おしまい)

おそらく頭の固い経営者の中にはまだ、女性の方が男性より劣っている、と思い込んでいる人がいるのではないでしょうか。

女性では頼りにならないから、男性のサポート的なことしか任せられないと。

 

これはとんでもない誤解であり、もったいない話です。

男女には能力の差があるわけではなく、あるのは適性の違いだと思います。

それぞれに向いているタイプの仕事、或いは働き方、といった特性はあると思いますので、経営者はそこに注意して女性の力を引き出せばいい訳です。

 

冒頭の「超・生産性会議」の記事には、以下のような記述がありました。

―ダイバーシティ、ワーク・ライフ・バランスなど、働き方をめぐり、さまざまな議論が行われている。

なぜ今、働き方が問われているのか。

それは、日本がいよいよ本格的な人口減少社会に入ってきたからだ。

働き手が減っても、経済水準を大きく落とさないようにするためには、労働者1人あたりの生産性を高める必要がある。―

 

上記のように、働き手の生産性を高めることも重要な課題ですが、まだまだ、潜在的な存在で使われずにいる女性の力を引き出すことも大きなテーマだと思うのです。

働き手が減る、と危惧する前にこの潜在的な戦力を浮上させることで量的な確保も可能だと思います。

 

いずれにしても、地方の場合特に、女性の能力を当てにせずに経営を続けていくことは不可能です。

そのことにできるだけ早く気付いて、働き手としての女性の力を引き出すことに経営者は意識を変えて欲しいと思います。

 

 

 

おしまい