男女の待遇は全くフラット―戦力としての女性活用について考える―Ⅲ
さて、銀行の窓口風景については、アトキンソン社長のような感想を持たなかった私ですが、女性の活用については私なりに実践してきたことがあります。
というのは、私の事務所では、男女の待遇については、以前から全くフラットになっているのです。
女性の上司のもとに何人もの男性社員がいて、支持を受けながら仕事をこなしています。
また、正社員の待遇は、そのスキルなどに応じて報酬に差がつけられているだけで男女差については考慮していません。
以前、応募してきた女性の中には
「前の事務所では、男性のサポート的な仕事だけだったのに、ここでは女性にも責任ある仕事を任されるんですね。」
と驚いていた人もいました。
その後彼女は、数年の勤務を経て退職しましたが、私の事務所で働いた数年間は
「ものすごく勉強になりました。ありがとうございました。」
と、言ってくれました。
パートも数人いますが、これはすべて女性です。
これも基本的には「働き方」の選択の問題であり、能力で差をつけている訳ではありません。
家庭の事情が変わって(子育てが終わって)パートから正社員に移った女性もいましたし、別の事情でパートに戻った人もいます。
パートさんに関してはかなり自由に働き方が選択できるように配慮しています。
また、総務も女性に任せており、ここに男性を登用することは、今のところ考えていません。
そういう意味では、私の事務所は、男性に対する軽い逆差別と言ってもいいくらいの状況かも知れません。
つづく