変わることが当たり前の時代の経営を考える―目の前に突きつけられているテーマに経営者はどう向き合うべきなのか―Ⅱ

こうやって分けて考えてみると、経営者がどの位置にいるのか、実に多くの段階に分かれることがわかります。

ここでわかることは、段階が進むほど極端にその数が減っていく、ということです。

 

ただ、さすがに1番目の「全く気が付いていない。」という経営者は今かなり少なくなってきました。

とはいえ、成功体験の大きい年配の経営者で後継者もいない場合、ときどき散見されるケースです。

 

後半の6番、7番は、「のでので」が多くて少々わかりにくい文章になりました。

読みにくい点はお許しください。

経営革新のステップを踏んでいけばこうなる、といったお話です。

 

この中で、最も数が多いボリュームゾーンは2番から4番までです。

特に多いのは4番の

「変わらなければならないことはわかっているし、どう変わればいいかのアイディアもあり、どう実行すればいいのかもわかっているのだが実行に至っていない。」

というケースです。

つまり、実行していない経営者が実に多いということなのです。

 

ただ、ここは結構微妙で3番の「どう実行すればいいのかがわからない。」との距離はかなり近いものがあります。

というのは、「どう実行すれば・・」が、まだ曖昧なケースが多いのです。

 

曖昧というのは「新しい商品を開発する必要がある」とか「新しい売り方を模索する必要がある」といったとき、方向性や方針がまだはっきりと決まっていないケースを指します。

 

つづく