次なる課題「地方メディア攻略」―地縁血縁ビジネスを脱却するためには―
前回までのブログで、
「地方ではプライベートにおいてもビジネスにおいても、地縁血縁関係が重視され、その関係性をベースに地域社会の基本的な生活が営まれている。」
と、書きました。
このことが、密な人間関係を形成し、かしこまった挨拶やビジネスマナーなどなくても商売や経営がうまくやれてきた要因となっていたのです。
しかし、時代は変わりました。
そんな緩い感覚では、到底まともなビジネスが維持できない世の中になってきたのです。
もっとしっかりとしたビジネス感覚を持ち合わせていなければこれからの商売や企業経営は成り立ちません。
とはいえ、これまで営々と営まれてきた地域社会での地縁血縁を重視する習慣を、完全に捨て去るなどということはできるはずもありません。
少なくとも、個人的な生活の場では、この関係性は色濃く残っていくものと考えられます。
問題はビジネスの世界なのです。
地縁血縁をベースに
「買ってくれたっていいじゃないか。もっと、助けてくれたっていいじゃないか・・・」
という、依存度の高い意識では通用しないのは自明の理です。
しかしながら、動いている経済そのものの規模が小さいために、地縁血縁関係者といえども他者を助ける余裕も余力も今は持ち合わせていません。
したがって、これまで以上にビジネスを回すためには、地縁血縁の外に出た関係性を築く必要があるのです。
と、ここまでは前回に書いた通りです。
私の中で、こんな風に問題点を指摘し、課題を抽出するところまではできたのですが、その解決策となるとかなりハードルは高くなります。
なにかいい方法はないものでしょうか。
つづく