OA化について改めて考える―石器時代のビジネスモデル?―Ⅶ(おしまい)

私の事務所では、15年くらい昔をピークにお客さんのOA化には懸命に取り組んだ。

あれをやっていなければ今の事務所の姿はないだろうな、と今思い出しても恐ろしい。

 

しかし、未だにそれ以前のやり方を続けている事務所と、そのサービスを普通に受け入れているお客さんがいるのである。

私の判断でいえば、その企業の成長は覚束ないのではないかと心配である。

 

何といえばいいのであろうか・・・事業のコアの部分は伝統とか受け継いできた技術とかを守っていけばいい。

変えなくてもいい部分、変えてはいけない部分というのはどんな企業にもあるだろう。

 

しかし、事業運営を取り巻く様々な技術革新、テクノロジーの発展はできるだけ受け入れていくべきである。

その格段の利便性や効率性は、企業業績に確実に反映してくるからである。

 

もちろん、私の事務所では新しいお客さんに対しては、まずパソコン会計からお勧めしている。

そして、その利便性、汎用性、拡張性について充分説明を加えているのだ。

 

私の感覚からすればタイムスリップしたような今回の話を聞いて改めて思ったことである。

 

おしまい