女性経営者に期待する―経営学の世界でも注目する女性のリーダー像―Ⅱ
私は、やむをえない事情(家内の留守)で取り掛かることになった家事をやりながら漠然と
「女性の方が経営者に向いているのではないか。」
と考えた。
「ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学」という本の中では「リーダーシップ」についても書かれている。
経営者=リーダーであるから「リーダーシップ」は、経営者には欠かすことのできない資質であり、研究すべき課題でもある。
この本の中で「成果を出す組織のリーダー像」として、以下のように分析されていた。
興味深い内容なので取り上げてみたい。
世間一般に「優れたリーダー像」と思われている典型的なイメージが、これまでは
「自分の意志を強く示し、時には手段を選ばず、独善的に目的を達成する」
だったとすると、それはどちらかといえば「男性的なイメージ」と重なってくる。(もちろんこれは、ステレオタイプ(紋切り型)のリーダー像を言っているのであって、すべてがそうではないことは当然ですが。)
ところが、事業環境が不確実な時代に突入している今の日本では、これまでとは事情が少し違ってきている。
上記のような「自己主張の強いリーダー像」よりも「独善的でない協調的なリーダー像」が求められている、というのである。
実際、統計的にもそういった組織リーダーの方が成果を出しているようなのである。
つづく