経営と家事の共通項を考える―ついでに違いも考える―Ⅱ
家事をやるようになって、一番の課題はやはり料理である。
人間は一応3食食べなければならない。
ならない、ということもないのだろうが、私は朝からきっちり食べる方である。
そうなると、常に食事というよりは「料理」のことを考えていなければならないのだ。
単に「食事」を済ます、ということだけだったら外で食べれば済むことである。
私は、昔から外食はそれほど苦ではないので、ほとんどをそれで済ますこともできる。
ただ、それではせっかくの今回のチャンスの意味がない。
そう自分に言い聞かせて、料理にもチャレンジしようと思っているのだ。
というように、たまたま1人暮らしを余儀なくされた男が、ちょっと家事に挑戦するというだけで随分大袈裟なことである。
今回のテーマ「経営と家事の共通項を考える」ということでいけば、何といっても「段取り」が大事ということであろう。
事前の準備で、仕事のやりやすさ、手間、時間、仕上がりなどがまるで違ってくる。
今回のように、家事初心者の私みたいな人間だったらなおさらであろう。
ベテランになれば、「段取り、段取り・・・」などと、意識しなくても頭の中で自然に組み立てができていて、てきぱきと進められるのだろうけど。
つづく