経営と家事の共通項を考える―ついでに違いも考える―Ⅰ
家内が娘(長女)の出産としばらくその後の世話をするということで、しばらく家を留守にすることになった。
昔、東京に住んでいた我が家では、長女と次女は家内が田舎に帰ってお産をしたのだが、末っ子の長男は東京で生んだ。
その時も家内の母が上京してくれて、しばらく面倒を見てくれたのだ。
今回は、東京在住の長女は初めから地元の産院で生むことにしていたので、こちらから家内が手伝いに行くことは既定路線だった。
ただ、どれくらい行きっぱなしになるのか、ちゃんと考えてもいなかった私は、約2か月という長さに「エッ!」と驚いた。
「こりゃあある程度ちゃんと家事をやらないと大変だぞ!」
と心の中で思ったのである。
私と家内は夫婦二人暮らしになってもうだいぶ経つ。
もちろんそれまでは子供を含めた家族での生活だったので、今回の一人暮らしは久しぶりである。
独身時代からすると30数年ぶり、次女のお産で一人だった時からすれば20数年ぶりということになる。
で、当たり前だが、身の回りのことをすべて自分でしなければならなくなった。
私は、亭主関白のワンマン亭主ということはないと思うのだが、家事に積極的にかかわるというほどでもなかった。
その辺は今の若い夫婦とは少し違っていたかも知れない。
つづく