色合わせ―カラーコーディネート―Ⅳ
そう言った優先順位を考えながら購入を決断する私ではあるが、いったん手に入れたものをどういう風に着こなすかといえば、これまた優先順位の付け方が変わってくる。
トータルで素材感やデザインを合わす、というのは着こなしにおいてそれなりに重要な要素であろう。
薄手のジャケットにフラノパンツでは釣り合いが取れないし、チェックのシャツにチェックの上着では目にうるさすぎる。
とはいえ、着こなすという意味では何と言っても「色合わせ」が大事になってくるのではないかと思う。
色味にどうやって統一性や或いは変化をもたせるのか、という点は着こなしの最も重要な要素の一つであろう。
そういう意味では、私の場合「統一性」にこだわることが多い。
特にビジネスシーンでは上から下まで、あまり色味にバリエーションを持たせないようにしている。
その方が見た目、落ち着きがいいと思えるからだ。
昨日のっけたネクタイもこんな風に着用すればそんなに派手に見えない(でしょう?)。
スーツよりもジャケット&パンツの組み合わせが多い私は、例えばグレイのジャケットには濃淡の異なるグレイのパンツを持ってくる。
濃紺も合うので使うことが多い。
逆の組み合わせも有りである。
中に着るシャツにピンクを持ってくることはあるが、それは、その日オフィシャルな場には出ない、ということがハッキリしている日に限られる。
つづく