専門性とマーケティングⅠ
私はマーケティングを比較的得意分野としているので、そのテーマでセミナーの講師を依頼される機会も多い。
私にとって、マーケティングを主テーマにした場合、いくらでもその内容や特徴についてお伝えできるコンテンツを持っているといってもいいだろう。
特に中小企業のマーケティング、中でも地方のそれについては、長年顧問税理士として関与しウォッチングしてきた経験や体験をもとに、本も書いたくらいである。
という訳で、機会があればあちこちでかけて行ってセミナーの講師なども引き受けている。
そんな風にマーケティングに関してはある程度自負している私ではあるが、先日、あるセミナーで講師を務めた後、受講者の一人と雑談をしていたら面白い指摘を受けた。
彼からしてみれば、ふと気が付いたごく当たり前の疑問のようだった。
しかし、それは私にとって「あっ、そうか!」と、ある意味新鮮な指摘に思えたのである。
それは
「税理士さんがマーケティングってなんか不思議ですね。」
というものだった。
よほど違和感があるのか、こういった指摘は今までも何度も受けたことがある。
つづく