昔の１週間、今の１週間Ⅱ（おしまい）

あの頃の１週間を表現してみるとこんな感じである。

あーあ　月曜日だぁ～

まーだ　火曜日かぁ～

なんとか水曜日じゃぁ～

やっと　木曜日だよ～

ふぅーっ金曜日っとぉ～

うれしい土曜日ぃ～

もーぉ　日曜日おわりかぃ～

大学を出て会計事務所に勤めて、遅刻や欠勤などしなかったもののあんまり前向きな社員とは言えなかったなあ、と当時を思いだす。

１週間をほぼ上記のようなやる気のないパターンで繰り返していたのである。

 

同じ働いていても全く様相が違ったのが、その後、３０歳を過ぎて友人と会社を作ってからであった。

最初は鳴かず飛ばずだった会社が途中から軌道に乗り始めた。

 

３０半ばから４０代初めにかけては鬼のように働いた。

１日、１５～１６時間は当たり前。

時には３日間、不眠不休なんてこともあった。

 

それでもこの頃は、月曜日「会社に行くの嫌だなあ・・」なんてことは全くなかった。

週末は家族と思いっきり過ごして、ウィークデーは一生懸命働くという繰り返しが、生活のいいリズムとしてパターン化されていたのである。

 

さて、現在はどうかというと、経営者なので休日も平日もない。

月曜日が苦痛なんてことはない替わりに、土日がすごくうれしいということもない。

ただ、１週間がべらぼうに速いな、とは感じる。

あっ、という間に１週間が過ぎている。

 

途中で遠方の出張などが入ったときは、瞬きをする間もなく週末を迎える時がある。

このまま、無駄に年を取らないように充実した時間を過ごしたいものだ。

 

おしまい